2月27日、東京23区清掃一部事務組合の議会が開催され、全議員が海外視察をする経費1844万円を含む新年度予算案を可決したとの報道がされました。
視察日程、視察先は、4月11日~15日にマレーシアとシンガポールとなっており、23区区議会議長全員と同組合職員5人が随行する予定です。
しかし、多くの区議会で視察後の5月以降に議長が代わる予定となっており、交代前の海外視察には、「慰安旅行」の批判は免れません。
わが党区議団の区民アンケートでは、「暮らしが苦しくなった」の声は、5割を超え、暮らしが深刻になってきていることがわかります。
本区の来年度予算案には、清掃分野において、粗大ゴミや事業系有料ゴミの値上げが盛り込まれています。区民には負担増、その一方で清掃一部事務組合の議会では海外視察では、区民の理解は得られません。
区民の理解、協力なしにごみ減量の目標を到達させることはできません。その点からも、今回の海外視察は中止すべきと考えます。
少なくとも、清掃一部事務組合議会議員である安西俊一議長におかれては、中止することを求め、自ら参加しないことを求めるものです。
日本共産党葛飾区議会議員団