2019年07月11日

区議会議員全員協議会について

区議会議長 筒井たかひさ 殿

日本共産党葛飾区議会議員団

 さる6月19日に開催された、区議会議員協議会(全員協議会・以降、全協)では、新葛飾区基本構想についての説明が行われましたが、発言した議員から、問題点を数々指摘されました。
 最大の問題は、区として最も基本的な文書として位置付けられるべき「基本構想」は、執行機関と議会が「車の両輪」となって慎重に審議を重ね決めるべきものです。新計画をなぜ今、策定すべきなのか、現基本構想の問題点は何であるのかなどを明らかにしたうえで、策定の準備を進めていくのが当然です。


 ところが、策定委員の公募やその人数、策定委員会のスケジュール等、基本構想のスローガンや目的や政策がすでに決められていましたが、区長は、6月19日の全協では、「あくまでもたたき台」だと弁明しました。


 しかし、そのたたき台が実際には、この全協以降も、何の反省もなく継続されてます。公募策定委員の人選が行われ、7月31日には、第一回策定委員会の開催まで聞き及んでいます。


 全協での説明とも整合性のないこうした進め方は、議会軽視も甚だしいものであり、断じて容認できるものではありません。こうした現状のまま、全員協議会の開催することは私たち日本共産党区議会議員団として適切ではないと判断するものです。
 区政と議会の円滑な運営のために、議長が善処されるよう要請するものです。