2020年5月27日
葛飾区教育委員会
教育長 小花 高子 殿
日本共産党葛飾区議会議員団
新型コロナウィルス感染症に対応する学校再開にむけての要望
日々、新型コロナウイルス感染症対策の取り組み、また3カ月にも及ぶ学校休業のもとで、児童・生徒の学習、健康、心のケア対策に尽力されていることに敬意を表します。
さて、25日をもって緊急事態宣言が解除され、すでに、6月1日からの学校再開に向けての準備をされていることと思います。感染予防対策をしっかり行うことはもちろんですが、子ども達の学習権の保障やさまざまな行事のあり方など、学校現場では新たな課題が山積しています。
日本共産党葛飾区議団は、引き続き、区行政、区教育委員会と力を合わせ感染拡大防止に取り組むとともに、新たな生活様式のもとでの学校教育のあり方などについて、知恵と力を出し合う立場から下記の事を要望いたします。
記
- もっとも大事なことは子ども達と教職員の生命と健康を守ることです。感染リスクを最小限に抑えるためにも、教職員のPCR検査を実施すること。
- マスク、消毒液、非接触型体温計などの感染予防対策の物品について統一基準を設け、必要な量を区の責任で配置すること。
- 教室、職員室、保健室、図書室などの環境整備について、感染拡大防止のための統一基準を設けること。
- 少人数授業に必要な教員の加配を都に求めること。
- 長い休校で子どもたちは不安とストレスを抱え、教職員は感染防止に神経を使っています。学校再開に向けて、子ども達や教職員の心のケアに目を配り、相談体制を充実させること。
- インターネット教材を活用した学習支援は、すべての児童・生徒を対象にし、ネット環境のない家庭は、タブレットを提供するなど、ただちに解消すること。
- 学校給食は、当面の間無償とすること。
- 給食食材提供者への経営支援をすること。
- 就学援助の認定基準を引き上げ、改めて申請書を配布すること。
- チャレンジ検定は中止すること。
- 修学旅行、運動会、文化祭など、さまざまな行事が中止になっているが、集団の中で成長していくためにも欠かせないものである。学校独自の取り組みを支援すること。
- 少人数学級を国に求めること。
- 学校統廃合はやめること。
- 文化・芸術団体への支援策を講じること。
- 学童保育クラブについて
- 定員は40人とし、大規模学童保育クラブの解消を図ること。
- マスク、消毒液、非接触型体温計などの感染予防対策の物品について統一基準を設け、施設任せにせず、区が責任をもつこと。
以 上