小花高子 教育長 殿

2022年2月4日 日本共産党葛飾区議会議員団

 

「今後の水泳指導の実施方法に関する方針」に基づく令和4年度実施に関する申し入れ

 「令和4年度学校外プールの実施予定校について」は、2月21日の文教委員会で報告するとの連絡がありましたが、その前に保護者に通知したことは議会軽視です。
 区教委が一方的に決定した「今後の水泳指導の実施方法に関する方針」(以下、「方針」)は、議会において住民への丁寧な説明や移動時間の問題をはじめ、さまざまな問題提起がされてきました。
 また地域住民からは、昨年の第3回定例会に提出された1件の請願は継続、その後審議未了廃案となったものの、継続した事実は消えるものではありません。続く第4回定例会では、3件の請願が提出され、水元温水プールの利用者から提出された請願は継続となっています。
 同じ請願が続けてだされたこと、また3件提出されたことは、地域住民の合意を得ていないことをはっきりと示しています。
 こうした時に、区教委は、議会に諮ることもなく、住民に説明もせず、この「方針」に基づき、来年度12校で学校外プールの活用をすることを示したことは重大です。
 そもそも学校外プールでは移動の問題は解決せず、民間プールは将来にわたって存続する保障もありません。さらに請願が継続しているにもかかわらず、これを無視することは国民の請願権を否定するものであり、ただちに是正を求めるものです。

1,「方針」にもとづき令和4年度12校で実施するとした学校外プールの実施予定の文書を保護者に通知したことに抗議するとともに、その文書は撤回すること。
2,学校外プールの実施予定には「学校の意向によるもの」とあるが、学校内における民主的な議論、保護者や地域住民への説明は、いつ、どこで行われたのか、詳細な議事録を公開すること。
3,学校外プールの活用は、改築などでやむを得ない学校に限ること。
4,「方針」は撤回し、学校プールを活用したよりよい水泳指導について、教職員はもちろん、区民的な議論をおこなうこと。

以 上