2024年7月18日
葛飾区長 青木 克徳 殿
日本共産党葛飾区議会議員団
深刻な猛暑から区民のいのちと暮らしを守るための緊急申し入れ
1週間(7/1~7/7)における全国の熱中症による緊急搬送者は「9105人」で前週の約4倍となっています。土・日の週末だけで4000人を超えました。また、毎年、熱中症で多くの方が亡くなられています。気象庁の予報では、今年の夏の気温は「高い見込み」とされており、熱中症から命を守る対策の急務が必要です。
年々深刻化する猛暑から区民のいのちとくらしを守るために、葛飾区として下記の緊急対策を実施することを強く要望します。
記
1.設置助成の対象世帯を拡大すること。
2.物価高騰のもとでエアコン使用による電気代の負担増を軽減するために、生活保護受給者、低所得者など支援が必要な方々や福祉施設等を対象に電気代等の補助制度を創設すること。
3.公共施設に設置されている空調設備について、老朽化等の状況を把握するために聞き取り調査を行うとともに、買換え、修理、メンテナンス等により適切な室温が維持できるよう対応すること。
4.従前より運用されている「熱中症警戒アラート」に加え、より深刻な健康被害が発生し得る場合に、一段上の「熱中症特別警戒アラート」が追加された。こうした警戒情報を区民に分かりやすく周知するとともに、一時涼み所やクーリングシェルターの設置確保の増設と設置場所の周知を働きかけること。
5.要配慮者を対象に個別訪問をして熱中症対策を呼びかけること。その際、注意喚起とともにクールタオルなど熱中症予防に活用できるものを配布すること。
6.日中、外で公共の役割についている職員に対し、熱中症予防の対策としてクールベストなどを提供すること。
7.自転車に乗る機会が多くなる季節なので、大切な命を守るための自転車乗車用ヘルメット購入費助成の再開を至急おこない、自転車ヘルメットの着用啓発に取り組むこと。
8.シニア活動支援センターの浴室は老朽化した設備を更新し、より多くのシニアの健康的な生活と衛生向上のために稼働日を増やして、さらに内容も充実させること。
以上