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 2010年度葛飾区議団のホットニュースです


 2010年 ホットニュース
■2010年第1回定例会を終えて
2010年3月31日
日本共産党葛飾区議会議員団

1、青木克コ新区長が初めて招集し、来年度予算案を審議する定例会が、3月31日に終わりました。区民のくらしと営業が深刻な状態にあるとき、もっとも身近な区政に求められることは、区民の願いによりそって現状を打開するための施策の展開です。この間、新婦人葛飾支部が、ヒブ・肺炎球菌ワクチン助成の交渉を行い予算化にこぎつけました。民商と守る会が合同で国保の値上げをしないように求める交渉を行い、また、保問協が保育の質を落とさないように求める請願を提出するなど、旺盛な住民運動が取り組まれる中での議会でした。
 しかし、青木新区政は、前区政の継続を強調し、切実な区民の願いに背き、スピードアップといいつつ立石駅北口再開発や東京理科大に対して際限のない思いやり予算を拡大するなど開発優先の姿勢を一層浮きただせています。

1、葛飾区の予算に占める高齢者福祉の割合は23区のなかで最低になってしまいました。その原因は、出張理美容、緊急通報システムなどの制度を改悪してきたからです。小中学生の就学援助の支給基準もそうです。今定例会では、紙オムツの支給も非課税で要介護4・5に限定する過酷な条件を押し付けていることについて、自民党や公明党からも異論が出されました。これらの制度を改善することは、区政の緊急課題です。
 ましてや国保料や後期高齢者医療制度の値上げが提案されましたが、到底認められるものではありません。

1、青木新区長は、区役所建替計画の報告書をまとめましたが、立石駅北口再開発ビル内に移転するよう露骨に誘導しています。庁舎は区民のための建物なのに、長持ちさせることを最優先するのではなく、大型開発のために利用することは大間違いです。この地域では再開発に反対を表明している地権者が過半数を占めていることからも容認できません。

1、新宿六丁目の公園および東京理科大学建設予定地の盛土計画が問題になりました。区が発表したハザードマップでは、水害が発災した場合、当該地区は2メートル水没するというのに1.5メートルの盛土がどうして防災対策になるのか不明です。しかも、8億円以上の費用は、全額区の予算で行うものです。そもそも、民有地に税金投入して資産価値を釣り上げることが許されるのかという根本問題が問われています。

1、本会議の代表質問で民主党葛飾が与党宣言を行いました。先の区長選で対立候補を擁立し、青木区政の批判をしていましたが、この豹変は到底、区民の理解を得られるものではありません。国政でも、鳩山政権は「政治とカネ」に揺れ、「後期高齢者医療制度」、「沖縄基地問題」でも公約違反を重ね、内閣支持率は急落しています。区政でも民主党区議が、費用弁償廃止を公約していたのに、わが党の提案した廃止条例案に反対するという公約違反を行いました。

1、日本共産党区議団は、建設的野党として、区長提案の予算案に対して、「75歳以上の医療費無料化」、「介護手当の創設」など条例提案、国保料や第二子の保育料の軽減、中小企業の悉皆調査や商店街装飾灯電気代の全額補助などの予算組み替え提案を行いました。財源は、800億円の貯めこみのほんの一部分、24億円を取り崩すだけで可能です。しかし、まともな審議も行わず否決されました。
 わが党のかかげる要求は区民の願いに根差したものであり、時間はかかってもかならず実現するものです。引き続き全力をあげて頑張ります。                                       
以上
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