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2010年度葛飾区議団のホットニュースです |
2010年 ホットニュース |
■2010年葛飾区議会第三回定例会を終えて |
2010年10月19日 日本共産党葛飾区議会議員団 |
1、今定例会は、青木区長によるはじめての予算編成に大きな影響を及ぼす、前年度の決算審議を行う議会でした。これは、昨年の区議選で掲げた公約、その後も区民からよせられた切実な要求がどこまで前進したのか、区政のどこに問題やムダがあるのかを検証するためにも重要な場となります。ましてや、円高不況が深刻になっているなかで、区民のくらしや営業をどう支えていくのか、区政の果たす役割は重要です。わが党議員団は、区民要求実現の立場に立って論戦に挑みました。 1、葛飾区の高齢者福祉費が23区で最低であることを本会議でも決算委員会でも追及しました。3年連続の最下位となっているのは構造的に問題点があるのではないかとの質問に「単純に高齢者人口で割り返すと最低となるが、・・・最低ではない」と開き直り、答弁不能に陥りました。介護保険では認定率が最低レベルで利用料独自支援制度がない数少ない区のひとつであり、サービスの利用を妨げる要因になっています。紙オムツ支給の要件も23区内で最低であり、あらゆる施策が他区と比べ劣っています。区民に冷たい施策を改めることが最低を返上する確かな方策であり、そうしてこそ決算額も上がることは間違いありません。 1、奥戸四丁目の地区計画で、隣地境界線から50p以上離さなければ、建て替えが不可能になる地区計画条例については住民の運動が背景にあったからこそ、追及することができました。当該地区では、440筆以上の署名が集まり世帯数では、 18%の反対署名が集まり、請願が審議されました。問題は、住民の権利制限となる本質を説明していないことです。わが党の追及に理事者側は説明不足が住民に不安を与えていることを否定できなくなりました。住民が自発的に地区計画決定するには、過半数の賛成が必要と規定しているのに、区が行なう地区計画は、こうした規定がなく、この地区計画決定は、権力の濫用です。奥戸の当該地域では今後、新たに自主的なまちづくり方針として改定することもできます。今後、同様の計画が浮上しているだけに、この間の運動は、どこでも街づくりの主人公は住民であることを明らかにし重要な教訓となったと言えます。 1、今議会では、わが党が提案した、区東北部医療圏(葛飾、足立、荒川区)におけるガン診療体制の拡充強化を求める意見書が全会一致で採択されました。わが党は、慈恵医大青戸病院の建て替え後も放射線ガン治療の継続を区が求めるよう追及してきました。前青木区長は、継続のためには区の予算を投じる用意もあると懇談の席で言明していましたが、慈恵医大の側は、放射線治療は本院に統合する姿勢を崩していません。このままでは、区内の放射線ガン治療がなくなってしまいます。こうした事態を回避するためには、ガン対策基本法に規定された「自治体の責務」にたって、区内にガン対策拠点病院、都指定の認定病院を誘致することを区長に求めましたが、明確な答弁はありませんでした。今定例会で採択されたこの意見書は、大きな意義あるものであり、今後の運動も大いに励ますものとなります。 1、決算委員会では、全体で不用額が80億円に達し、2009年度末で基金の残高が888億円と史上空前の規模に達することが明らかになりました。こうした財源を区民の施策のために積極的に活用することを求め、今月末には、各団体、区民から寄せられた切実な要求をまとめた来年度予算要望書を提出します。また、来月には区民アンケートを全戸配布して取り組み、直接区民の声を集めてまいります。今後も区民の要求実現に全力を挙げる決意です。 |
以上 |
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