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 2010年度葛飾区議団のホットニュースです


 2010年 ホットニュース
■2010年葛飾区議会第四回定例会を終えて
日本共産党葛飾区議会議員団
1、 今定例会でも、引き続き23区で最低の老人福祉費について追及してきました。これを打開するには、福祉サービスを利用するにあたって、厳しくしている基準を緩和すること、介護保険料・利用料の減免制度をつくることです。これまで、わが党区議団が一貫して追及するなか、自民党や区民会議の議員から紙オムツの支給基準の緩和の提案があったのに加え、今定例会では公明党議員から見守り型通報システムの利用料の軽減、電磁調理器使用の基準緩和を求める質問がありました。わが党議員団の論戦が議会を動かしていることを実感できるものです。
1、 新宿6丁目の東京理科大学用地を囲むように整備される公園には、大学の図書館等の施設、さらに、本来キャンパス内に整備する約束であった防災用備蓄倉庫を公園内に設置する計画としています。わが党区議団は、大学のための公園ではなく、区民のための公園にすべきと追及してきました。計画案では、大学施設との調和を図るとして、パーゴラ(西洋風のあずまや)に4千万円、緊急時には防災本部にする管理棟は、ガラス張りの豪華建物で4億円などとなっており、その計画の是正を求めました。この計画には、与党からも批判が上がり、予算議会の前に再度計画案の審議が行なわれことになりました。
1、 今定例会では、わが党区議団が提案した「TPP(環太平洋連携協定)に関する意見書」と「幼保一体化を性急に実施しないことを求める意見書」が採択されました。「衆院議員選挙における小選挙区制度の見直しを求める意見書」については、自民党と民主党が反対しましたが、賛成多数で採択されました。区商連・商工会議所から出された「商店街振興施策の拡充に関する請願」は全会一致で採択されました。また、格差・選別教育のおおもとになっている「学校選択制」について小P連は明確に廃止を、中P連は見直しを求める要請を教育委員会に提出しましたが、いずれも、わが党が一貫して主張してきた問題であり、前進面といえます。
1、 区役所の建替え計画については、前区長は、10年かけて建て替えか修繕の結論を出すとしていましたが、10年以内に建て替えを完了すると根本的にスタンスを変えました。建替え推進のために今定例会では、総合庁舎のあり方検討委員会の中間とりまとめを行いましたが、この検討委員会は、修繕して長持ちさせるには何が必要かというまともな検討は行われず、強引に建替え計画を導いています。こうした姿勢は区民からの厳しい批判は免れません。
1、 来年度から国民健康保険料の算定方式が変わります。現行の住民税方式から、「旧ただし書き」方式に変えるもので、扶養、障害者、寡婦控除など人的控除のほか諸控除がなくなるため、障害者や母子、多人数世帯など弱い立場にある世帯に集中して保険料が上がることになります。所得が増えるわけでもなく、法律が変わるわけでもないのに区長会の独断で変更するものです。これほどの重大な問題を所信表明で一言も触れず、区長会で了承された保険料の試算結果も議会に示さないのは異常なことです。保健福祉委員会では、その批判と同時に国保問題についての質問をすると与党会派は質問を封じようとしました。区民生活にかかわる重大問題を議論も行わず、ふたをかけて隠し通そうとする姿勢です。今後、区民運動と連携し、この制度変更を許さない戦いと論戦を行います。
 区民が望まない庁舎建設、大学周辺には豪華施設、その一方、老人福祉費は、23区最低、国保の値上げにダンマリは許せません。引き続き、広範な区民要求を、さらに、現在配布中の区民アンケートによせられている切実な願い実現のために全力をつくします。
2010年12月15日
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