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 2011年度葛飾区議団のホットニュースです


 2011年 ホットニュース
■葛飾区議会第三回定例会を終えて
日本共産党葛飾区議会議員団
  1. 10月20日、葛飾区議会第3回定例会が終了しました。今定例会は、区民運動が区政を動かすことを実感できるものでした。
    放射能汚染問題は、日をおって深刻さを増しているにもかかわらず、区の姿勢は相変わらず消極的です。しかし、区民の自主的な測定運動や要求運動の広がりは、それを許さないものとなっています。
    初日の本会議で区当局は、「学校給食食材の測定は必要ない」と言っていましたが、数日後には牛乳の検査をやると態度を変え、さらに「食材も検討している」と答弁せざるをえなくなりました。
    葛飾青空の会が公表した測定マップがマスコミに紹介され、「会」と区長の交渉のあと、「公道」も調査の対象にすることになりました。
    この問題では、わが党議員団は全員が各委員会・決算分科会等で、あらゆる角度から論戦を行いました。長期的視点に立った放射能対策行政が求められています。
  2. 保育所の待機児解消の願いも切実です。認可保育所の増設が追いついていない結果です。
    わが党議員団の「保育需要を踏まえた増設計画を策定すべき」という質問に「潜在的需要を踏まえて計画を策定する」と答え、民主党政権が打ち出した、保育基準を緩和し、子どもを詰め込む安易な規制緩和については、「やらない」と答えました。
    こうした論戦を受け、「幼稚園・保育園・学校等の放射線安全基準」「介護職員の処遇改善」を求める意見書や「子ども・子育て新システム」の撤回を求める意見書が可決されました。
  3. 2013年に区は、「新基本計画」を策定することを明らかにしました。首都直下型大地震が発生すると地盤が弱く、低地に位置する葛飾は深刻な被害が想定されています。党議員団は、だからこそ減災計画を基本計画に位置付けるべきという提案をしました。
  4. 葛飾区の老人福祉費の占める割合は23区のなかで相変わらず最低です。特別養護老人ホームの待機者のうち、毎年200名近くも入所の希望がかなわず、亡くなっていることも審議の中で明らかになりました。紙おむつ代助成の厳しい制限は、監査委員会からも指摘をうけているのに、改善をしようとしません。老人福祉費最低の汚名を返上するためにも、こうした区民の切実な願いに応えることが求められます。
  5. 区長は、議会にも報告することなく、水元公園内の運動場に有名サッカースクールを誘致する要請をおこない、夜間照明設備とクラブハウスのために総額2億円もの補正予算を提案しました。スポーツ振興とサッカービジネスの優先利用は別問題です。自治体が一民間団体を特別扱いしていいのかという根本が問われます。現在、区のサッカー協会との調整もとれておらず問題となっています。
  6. 区は、総合庁舎整備のあり方検討委員会の最終とりまとめを行うとしています。区民的な議論を行わず、改修して長持ちさせるという考えも除外したものであり論外です。
    しかも、前年度決算で学校施設積立基金を大幅に削減させてまで、庁舎建替え基金を強引に積み増ししたことは、断じて容認できません。「庁舎より放射能対策を」「いま、なぜ庁舎建替えなのですか」など、区民の声が寄せられるのは当然です。庁舎建替え優先というゆがんだ区政を正していくために、党議員団は引き続き全力をあげていく決意です。
  2011年10月20日