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 2006年第60号のホットニュースです


 2006年 第60号 ホットニュース
■葛飾区議会第3回定例会を終えて
 10月17日、葛飾区議会第3回定例会が終りました。日本共産党区議団は定例会終了にあたり、次のコメントを発表しました。
 尚、しんぶん赤旗既報のとおり、子どもの医療費助成についてはその後、来年度から中学生の通院費まで拡充することが決まりました。                 
葛飾区議会第3回定例会を終えて

日本共産党葛飾区議会議員団

一、今議会は、増税、とりわけ高齢者に対する負担増、病院から追い出された「介護難民」「医療難民」となった在宅医療、「障害者自立支援法」が障害者の自立を阻害している事実、苦境にあえぐ中小企業対策など、区民のくらしと営業にかかわる根本問題について、区政がどうたちむかうのかが問われました。
 ところが、これらの問題について正面から論陣に挑んだのはわが党だけでした。
 しかし、青木区政はそのひとつひとつにまともに応えようとせず、冷たい態度に終始しました。
 
一、本会議答弁では「介護難民」「医療難民」の対策について事実上何の対策もとらない態度でしたが、わが党の粘り強い追及で、決算審査特別委員会の審議のなかで、「高齢者向け優良賃貸住宅が在宅高齢者を支援できるように検討したい」と応えました。
 介護保険の改悪で、軽度者からのベッド取り上げも問題にしました。
 これも、本会議では冷たく拒否しましたが、議論が進み、購入費助成を実施させるにいたりました。 
 
一、障害者自立支援法の施行が、障害者にとってはかりしれない負担増の押しつけと苦難を与えている現状を様々な障害者団体と懇談をかさね、議会のたびに告発し区独自の支援策を要求し続け、今議会でも新たな施策を実現しました。
 小学校入学前の障害児通園施設の保護者負担を無料にし、給食費についても所得に応じて軽減するようにしました。これは、23区で初めての取り組みです。
 重度身体障害者のタクシー券も所得制限を緩和し、50数名から約600人へと10倍の方を対象とする制度の改善措置がとられました。
 社会福祉法人の精神障害者生活支援センター建設が遅れていましたが、補正で予算化され、来年オープンできることとなりまた。
 これらは、区民の運動と議会でのねばりづよい論戦による重要な成果です。

一、三菱製紙跡地に順天堂大学から移転を表明する回答がありました。わが党は、昨年の巨大ショッピングセンターを前提とした都市計画決定の変更には賛成であり、区内に大学が設置されることにも反対ではありません。
 しかし、問題は、事実上、区の大きな財政負担が避けられないことが明らかであるにもかかわらず、これについてのわが党の質問に回答を避けたことです。
 大学誘致計画のすべてを明らかにし、住民合意の都市計画決定の変更を行うべきです。 

一、今定例会では、都議会の動向もふまえ、わが党がかねてから要求してきた「こどもの医療費無料化」制度を小中学生にも拡充することも焦点になりました。
 わが党だけではなく、他党も実現をついに要求したからです。一日も早く実現するよう運動を広げるとともに、あらゆる切実な区民要求実現のために全力をあげる決意です。

2006年10月18日
■中学3年生まで通院費も無料に
所得制限なし
 葛飾区は10月23日の区議会保健福祉委員会で、来年4月から「子どもの医療費」について、中学3年生まで通院費も無料にすることを明らかにしました。区では昨年4月から入院費について中学3年生まで無料化しましたが、通院費についても無料化を求める声が高まっていました。
 区の新たな制度は、区内在住の小・中学生の全児童・生徒約32,400人に医療証を発行。健康保険証とともに窓口に提示すると、自己負担がかかりません。保護者の所得制限もありません。
党区議団が尽力
 子どもの医療費無料化の拡充について、日本共産党区議団は昨年の区議選でも、中学生まで拡充することを公約。選挙後、区議会に「子どもの医療費無料化の拡大」を求める条例案を提案し、予算修正動議を出すなど、子どもの医療費拡充のため、奮闘してきました。
 他党は当初、「時期尚早」などと反対してきましたが、無料化の拡大を求める区民の声がひろがるなか、9月議会でとりあげるなど態度が変わってきました。
(「しんぶん赤旗」10月24日に掲載)
■三菱跡地への大学誘致計画とは?
順天堂大が進出を表明
 9月5日、順天堂大学は葛飾区長の要請に応えて、都市再生機構が所有する新宿六丁目の三菱製紙跡地(11ha)に、スポーツ健康学部などの進出を表明しました。
 同大学は、医学部のある本郷キャンパスへのアクセスなど地理的条件が良いとして、2009年(第1期)と2013年(第2期)にキャンパスを開設するとし、2つの事例を示し、葛飾区に「特段のご配慮を」と財政支援を求めています。

順天堂大が示した2つの事例・・・いずれも巨額の税金投入
 ひとつは、2002年に江東区に開設した「順天堂高齢者支援センター」です。建築費も高額の医療機具もすべて東京都が整備し、順天堂大に無償で貸与しています。
 ふたつめは、順天堂練馬病院です。昨年、練馬区の要望で開設しました。区は土地(1.1ha)を無償で貸与して、病院建設費の約半分の70億円補助しました。
(大学誘致、三菱跡地利用についての日本共産党の見解は、「葛飾区議会第3回定例会を終えて」や区議団の主張をご覧ください)
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