![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() | |
マンションに関するさまざまな情報をご提供します |
バックナンバーへ |
マンションだより ネットワーク 03年7・8月 No41号 |
住宅金融公庫 「マンションすまい・る債」購入条件の緩和で 修繕積立金のペイオフ対策として有効に |
積み立て方式に加え「定期預」的利用も可能に 5月28日、住宅金融公庫でおこなわれた「マンションすまい・る債」(マンション修繕債券積み立て制度)の説明会で、債券の購入条件の緩和で事実上管理組合資金の全額を預け入れることが可能となることが明らかになりました。「マンションすまい・る債」の概要を紹介します。 この制度は、公庫が発行する債券(利付10年債)をマンション管理組合が積立てている修繕積立金で継続的に購入するもので、管理組合が修繕積立金を適切に管理し、大規模修繕をおこなうための国の支援策として、2000年(平成十二年)にスタートしました。 債権は、一口50万円で最大10年間購入することができ、公庫が規定する基準を満たす管理組合なら応募できます。 中途換金、解約、積立て中止も 「マンションすまい・る債」 の説明会では、二回目以降の積立てについて「義務はない」と金融公庫の担当者が説明しました(「マンション管理新聞」 6月5日付)。 例えぼ、初回1臆円分(200ロ)購入し、二画目以降の頼み立てを翌年中止することも可能となります。 公庫の説明通りならば口数の御限がなくなり、事実上管理組合の全財産の預入れが可能となります。 公庫が預かった債券には利子が付き、初回の積立金から一年経過後は、修繕工事のため必要があれば、購入した債券を中途換金できます。 債券の保全は公庫が保証 ペイオフ対象から除外されているため、現在ペイオフ対策の有効な手段の一つとして管理組合に受け入れられつつあります。 債券の保全は、住宅金融公庫法で安全が図られます。利用者は公庫資産から優先的に弁済を受けられるほか、公庫の債権債務は新たに設立される独立行政法人に引き継がれる予定です。 なお、今年度の申し込み時期は昨年同様夏頃からの予定です。 「マンションすまい・る債」の特徴 中途換金リスク 元本剥れなし 満期 原則として初回積み立てから1年経過後(最大で10年) 保管 公庫保管預かり(無償) 換金 毎月1?15日の期間に手続きをおこなえば翌月10日頃元金・利息払い 換金手続き 必要書類を郵送、委託管理の場合、公庫が管理会社に換金の意思確認 ※「マンションすまい・る債」のお問い合せ先… 住宅金融公庫 03(5261) 5986へ 改正区分所有法 6月1日 スタート 管理組合規約改正の準備を 6月1日から改正区分所有法が施行されました。この法律の施行によって、各マンションの管理規約について改正する必要があるかどうか。の検討が求められています。 改正後は、規約より法律が優先 改正により各管理組合の規約も改正が必要となりますが、法律が規約より優先します。 新しい「標準管理規約」を参考に見直しを 区分所有法などの改正を受けて新しい「標準管理規約」が、今年の11月に国土交通省から発表される予定です。 これを参考にして自分の管理組合規約をどう改正するか、検討してみてはいかがでしょうか。 |
これからのマンションライフを考える「集まって住むのも楽しいよ」 日本共産党東京都委員会主催 「講演と交流の夕べ」 延藤安弘千葉大教授の講演から |
|
3月7日、延藤安弘千葉大学教授が講演。スライドを上映しながら、これからのマンションライフを豊かにするために、エコロジーとコミュニティを配慮したマンションと、「建て替え」より「再生」の道を選んだマンションを紹介。今号では、その要旨をご紹介します。 住民参加で緑なと環境に配慮京都・桂川Uコート 桂川Uコートは、設計の段階から入居者たちが参加して建設したコーポラティブマンシヨン。中庭に池を配置し、人間・車・緑などの環境を配慮したバランスのとれた設計で、住戸も子どもたちの成長や環境の変化にあわせて暮らし方を自由に変えられる居住空間になっている。 また、48世帯が1軒たりとも鉄の扉で閉鎖された造りではなく、バルコニーも隣との隔て板のない建て方で、近所に自由に出入りできるように開かれ、建物にはキウイなどのツタが這い、中庭の鬱蒼とした緑と同様に親睦が深まり、居住者同士の人間関係がうまくいっている。建物の垂直にはツタが這うエコロジーと、バルコニーは水平方向にコミュニティが交差する状況づくりが、これからのマンションライフに大事なのではないかということを見事に語つているように思われる。 建て替えから再生千葉・西小中台団地 千葉県稲毛の大型分譲団地・西小中台団地(築29年)は、敷地にゆとりがあり等積交換での建て替えが可能でした。しかし、管理組合として、全戸が超高層住宅になることや、緑濃い住宅がなくなることから、団地の建て替えをまちづくりの観点から据えなおしてみようとなった。その結果住まいの独自性が大事で生活環境が熟成していることや、緑を大事にしたいとの理由で、建て替えより「再生の道」を選択。祭りや自前の音楽界など様々なイベントを展開したり、自然と共生できる環境をつくることで、暮らしの質を豊かかにすることを全面にして、 居住者同士の交流が深まり、居住する快適性もいっそう高まっている。 キーワードはエコロジーとコミュニティ 二つのマンションを通して、マンシ∋ンラノフの基本は、よりよい生活環境や人間関係にあることだということがわかる。これからのマンションライフのあり方を考えるうえで、せ代を超えてのコミュニティイが重要であることを認識することが大事ではないかということを提起しました。 「集まって住みあう豊かなマンションライフJとは、ひらたく言えば「スマートな個人主義と豊かな共同性を精妙に結びあわせること」と語り、そのためには、次の3点をあげました。 @多世代がコミュニケーションを通して、創造的活動を分かち合うことができる。 A建物の維持管理だけでなく、建物の常に土・水・緑を取り入れた空間が必要。B建て替えに代わる再生を検討する。 参加者の感想文より 住民とのつながりを持っていこうと 大変勉強になった。住宅に住む住民、問題だけでなく、その街を形成するひとりなんだという認識が持てるようなマンションライフが、「いい街づくり」につながっていくことかなあ、と感じた。人が集まれば、そこに社会が生まれる。 それが大きく広がっていくのが自然なんだと思うと、まず隣の住民、同じフロアー住民とつながりを持っていこうとおもう。 (匿名) |
![]() |