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 日本共産党葛飾区議団の活動についてご紹介します

高齢者いじめにつづいて保育園・障害者施設の民間委託
これでは自治体が大変質
区アクションプランを発表
「住基ネットワーク延長せよ」(申し入れ)
  青木区政の区民施策の削減はとどまるところがなくなった感があります。
  これまで福祉電話や敬老金の廃止、寝たきりの方の出張調髪の有料化など、高齢者福祉を中心に削減がされてきました。
  こんどは、保育園の民営化や障害者施設の民間委託、公園プールや伊豆高原荘の廃止などをしようとしています。まさに、「公の責務の全面的放棄」です。
  その具体化が図られているのが、6月区議会で発表された、「第二次経営改革宣言」実施のための「アクションプラン」です。
  今年から二〇〇五年度までの四年間で、事業の廃止、縮小、民営化 、 民間委託などをいっそう進めていこうというものです。一〇七項 目にものぼります。
 その一方で、高額な費用がかかり、住民が緊急に望んでもいないのに、立石駅前などの再開発は、強引に押し進めようとしています。黙っていたら大変。運動をすすめましょう 。

保育園の民営化
  アクションプランに出された保育園の民営化とは、「区内をブロックに分け、地域の基幹型保育園・駅前保育園の役割分担を行い、機能や職員配置及び施設数について抜本的に見直す。
  その際、公が担う機能を有する保育園とそれ以外の保育園の役割を明稚化し、それ以外の保育園については、民営化・民間委託を目指す」というものです。
  明らかに、保育士の人数や保育園数削減、公立保育園の廃止をねらっています。

障害者施設民間委託
 またアクションプランは、「福祉作業所については、法内化を図った上で水元そよかぜ園とともに、管理運営を社会福祉し法人に移管する」としています。
  これによって、区営の障害者施設は一つもなくなります。
  これは又、障害者施策を改悪した支援費制度(介護保険と同じように措置制度をなくす)ための準備でもあります。
●聖域化する再開発
 3割しか回答がないのに住民への意向調査
  青木区政が押し進めている立石駅前の再開発は、地元ではほとんど関心がもたれていないことが、区自身がおこなった調査で明らかになりました。
  「立石駅周辺地区再開発等検討調査」によると、再開発予定の北口地区も南口地区も回収率がそれぞれ35%、30%と大変低いものになっています。
  にもかかわらず、報告書では、総額四七五億円の大規模開発をおこなうとしています(北口の超高層住宅案の資金計画が二一五億円、南口の資金計画が二六〇億円)。
  切実な区民施策を削る一方、大規模開発を聖域化するのは、許されることではありません。
  今、自治体の進むべき方向は、田中康夫長野県前知事の「脱ダム宣言」に見られるとおり、ゼネコン政治からの脱却です。 

要求実現へ一歩 六月議会の成果
  6月議会では区民要求実現に貴重な前進が見られました。

学童保育クラブ土曜開所
  六月六日の子育て支援特別委員会で区は、「土曜保育を年度内に始めたい」と表明しました。
  これは、日本共産党委員の質問に答えたものです。
  深刻な不況の影響もあり、土曜日に出勤する父母が増えている中、学校五日制がはじまりました。
  土曜保育は、こうした父母にとって強い願いです。葛飾区学童保育連絡協議会からも「土曜開所を求める請願」が提出されていました。

中小企業の全事業所調査を検討約束
  また区は、本会議で、幹部職員を中心に、区内中小企業へ全事業所調査を「検討する」と答弁しました。
  これも日本共産党の質問に答えたものです。
●民間福祉施設への都補助金カットをやめさせよう
(向かって右から二人目がかんの勝祐さん)
  七月二六日、日本共産党区議団は、木村ようじ都議、かんの勝祐事務所と共同で、区長に「都の民間福祉施設への補助削減を止めさせるため」、区が積極的にはたらきかけるよう申し入れました。


●もっともっと話しあおうよ 学校選択制は慎重に
 区長は、6月区議会で、来年から中学校で、再来年から小学校で学校選択制を導入すると発表しました。日本共産党は、7月12日、「金八先生」のモデルとなった教育評論家の三上満氏を招いて教育講演会を開きました。桜井恵子品川区議が品川区の現状を報告、高橋信夫区議団幹事長が葛飾の選択制導入の経過を報告しました。

どこの学校も人間的信頼の教育 基礎・基本を身につく教育を
 三上氏は、葛飾での非行克服の経験から、子どもと教育をどのように良くするのか、その教育の原点を語りました。


講演される三上満さん

会場からは次々に熱心な発言がされました


学校つぶしがねらい
  冒頭、いじめ、不登校、学力低下などの現状を語り、この解決には、学校・地域・父母が一緒に向き合って、「子どもに希望の扉を開けるように取り組むこと」「すべての学校で人間的信頼をつくり、問題の克服をすること」だと強調しました。
  そして、学校選択制の問題について、「解決すべき問題があっても地域にも父母にも風評を恐れて表に明らかにせず、うわべだけの特色ある教育の競争となり、その結果、学校の序列化と学校間格差が生まれ、集まらない学校は、廃校にすることが狙いである」とをズバリ指摘しました。

葛飾のやり方は拙速
  また、三上氏は、この制度が子どもと教育にかかわる根本問題であることを指摘し、「区民的な議論と合意が大事だ」と述べました。
  この点での区の姿勢について、「『通学区域のあり方懇談会』をわずか六回開いただけで、全く父母の声も学校現場の意見も聞かない報告書を出し、強引に導入する。」「あまりにも拙速なやり方だ」と批判しました。
  そして、「葛飾で教員をしていた人間から見れば学校選択制は愚の骨頂にすぎない」と訴えました。

 

いま学校に求められることは
  続いて三上氏は、「学校と言うのは、地域の人たちに希望をあたえるもの」「子どもたちの成長を見て、みんなが希望を持って生きるところ」であることを熱ぽく語りました。
  そして、「どの学校でも基礎・基本をしっかり教えてこそ子どもたちの真の個性が伸びるもの」「三〇人学級の早期実施」や「教育内容の厳選とゆとりある教育実現」など、いまの学校で求められていると述べました。

会場からも熱心な発言
  元中学校のPTA会長さんは、「学校のPRに力をいれるよりも、子どもが一人前の人間に育つよう、基本に力を入れてほしい。」と要望がだされました。
  現場の先生からは「学校五日制で目がまわる程いそがしい。さらに学校選択制が導入され特色づけを求められれば、現場はさらに混乱する。子どもたちが被害を受けるだけ」と発言。
  親からは「こんな大事なことを議会の承認がなくとも実施できるのか」など次々、意見が出されました。

感想文をいただきました
◆先生の講演には、大いに触発される所がありました。(男)
◆たくさんの子育て中のお母さん達に聞かせたかったとおもいます。(女)
◆小二と小五の子どもの母親です。選択制の問題点を知り、表面的なことだけでなく、根本的なことまでしっかり見据えなければと思いました。(女)
◆来年からの実施を阻止したい。(男)
◆結局、犠牲になるのは子どもたちではないでしょうか。(女)
●地域医療をまもる かんの勝祐
  日本共産党17区衆院予定候補
  日本共産党は、今年八十周年を迎えました。戦前、私達の先輩は命がけで侵略戦争に反対し、主権在民を主張しつづけ、それが憲法に生きました。
  いま、小泉政権は有事法制や健康保険法改悪に躍起です。皆さん、小泉内閣は間違っていると思いませんか。
  いま、やるべきは、不況対策であり、金権腐敗政治の一掃こそではないでしょうか。
  八十年前との違いは国民の自由と運動、そして日本共産党の草の根の力があります。私もその先頭でがんばります。
●コラム『こんにちは』
  葛飾区は区民が気軽に利用してきた伊豆高原保養所を廃止しようとしいる。その条例は、九月議会に提案される。
  区は、これに変わるものとしてホテル等の借り上げをふやすとしているが、それでいいのだろうか。
  そればかりか、この議論の中である区幹部は、「このような事業は区がやるべきか、民間に委ねるべきではないのかの検討をしている」と発言。
  だとすれば、借上げ施設もなくなる可能性さえある。
  伊豆高原保養所は、区民の健康増進を目的に二十年前につくられ、今でも年間一万数千人が利用する人気のある施設。
  何でも費用対効果だけで判断して、区民の楽しみさえ許さない自治体って、いったいなんなのだろうか。(K)
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