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2001年6月1日(金)のニュースです |
2001年6月1日(金) ホットニュース |
■区教育長、教育勅語を「今でも大切にすべきことがらも含まれている」と発言 |
青木区長も否定せず 6月1日の葛飾区議会本会議で、区教育長が教育勅語について評価をする発言をし ました。 日本共産党の「歴史教科書問題について」の質問に答えたもので、教育長は、第2次世界大戦について、「過去の過ち」を軍部だけに限定しつつ、教育勅語には「今でも大切にすべきことがらも含まれています」としました。これは、昨年5月に「神の国」発言をした森元首相と同じ立場にたつものです。区長は教育長発言を否定しませんでした。 教育長の発言(抜粋) 始めに歴史認識についてのご質問にお答えいたします。歴史認識と言うのは多様な見方がありますが、昭和初期から第二次世界大戦の終結前の我が国の政治外交は、中国などアジア諸国との関係、欧米諸国の動きや日本国内の経済の混乱、社会問題の発生の中で軍部がしだいに台頭してきて戦争までに至る経過をたどったものであり、この大戦が人類全体に大きな惨禍を及したことは過去の過ちを教訓に世界平和に向けた 努力をすることが大切であると認識しています。また、教育勅語につきましては明治23年に公布されたもので日本国憲法の国民主権の趣旨からして今の時代にはそぐわないものでありますが、親孝行、夫婦愛、友情などの道徳心や学業のすすめ、遵法精神等いまでも大切にすべきことがらも含まれています。 |
■森首相の「神の国」発言の対する不破委員長(当時)の談話(抜粋) |
教育勅語──その最大の徳目は“天皇のためには戦場で生命を犠牲にせよ” 教育勅語というのは、天皇が自分の家臣である臣民に対して、こういう道徳を持て、ということを指示したもので、その内容は、天皇を頂点とする身分序列の社会の「臣民」道徳の体系だった。 だから、国民の人権とか平等とかいう精神はまったくない。その点をさきの国会決議は「基本的人権を損なう」と特徴づけている。 それをいま「普遍の真理」としてもちだすこと自体とんでもない話だが、しかも、あの勅語の最後のもっとも重大な徳目は、いざというときには戦場に出て、天皇とその国体を守るために命を捨てよ、それから、相手の命も遠慮なく犠牲にせよというこ とで、これが教育勅語の最高の道徳だった。 いま、子どもに命の大切さを教えるために教育勅語が必要だなどというのは、教育勅語の中身を知っていたら、絶対にいえないことだと思う。 |
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